当社は、双方向動画でサービス産業の人材育成やマネジメントに関わる生産性を改善するサービスとして2014年にClipLineの提供を開始しました。サービス開始から丸4年が経過し、これまで可視化できていなかった、サービス業特有のノウハウであるOJTや店舗マネジメントに関わる動作、手順などが学習者と紐づく形で蓄積されてきています。これらのデータは、機械学習やディープラーニングなどの先端技術により、顧客の業種や企業規模に関わらず利用可能な新機能として活用できる可能性を秘めています。
当社はサービス業の価値の源泉であるヒトを育成する仕組みを提供する一方で、AIとヒトの未来における役割分担や共存のあり方を考えていきたいという思いから、データサイエンスを利用したプロダクトの構築を目指してきました。このたびの新技術顧問就任を機に、AI活用具現化への一歩として社内に専属チームを構築し、実務を開始しています。今後は、先端技術導入によるサービスの進化を促進し、さらなる顧客価値創造を目指します。
■新技術顧問プロフィール
内山 泰伸 -Yasunobu Uchiyama-
2003年、東京大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。
日米で博士研究員として宇宙物理学の研究活動に従事し,2008年から2013年に米国スタンフォード大学・SLAC国立加速器研究所Panofsky Fellowを務める。2013年に立教大学理学部物理学科に着任し、高エネルギー天文学の研究室を主宰。宇宙物理学の分野で多くの研究業績があり、国際会議での招待講演は30回を超える。日本天文学会第21回研究奨励賞受賞、第5回宇宙科学奨励賞受賞。
2020年に新設される立教大学大学院人工知能科学研究科において、研究委員長に就任し宇宙物理学と並行して応用人工知能の研究を推進予定。人工知能・データサイエンスのスタートアップ企業 Bluish Galaxies 創業者でもある。
■内山氏のコメント
2020年4月に新設される立教大学大学院人工知能科学研究科は、人工知能に特化して学術の新展開をはかる、これまでにない革新的な大学院です。人工知能・データサイエンスの知識や技術そのものだけでなく、先端技術を駆使して様々な社会課題の解決を実現するための実践力を鍛えます。
ClipLineは企業での人材育成に新しい方法を提示する画期的なサービスであり、開発に参加することを楽しみにしています。今後、ClipLineに人工知能・データサイエンスの先端技術を導入し、より革新的なサービスとして進化させることは、立教大学大学院人工知能科学研究科の設立理念と合致し、人工知能・データサイエンスの社会実装の好例にしたいと思います。
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