サービス業の経営改革に長く携わった経験が
当社を起業する原体験となりました
代表取締役社長 高橋 勇人
サービス業のマネジメント上での課題
産業におけるサービス業の比率は年々高まり、国内においては約7割と世界トップクラスで、今後ますます世界経済のサービス化が進展していきます。
サービスの特徴は、「無形性」「消滅性」「同時性」「変動性」と言われるように、「モノ」を作る製造業と違い、出荷前検査ができず、
合格/不合格の判定ができないが故に、サービスをマネジメントすることはそもそも難しい問題です。
我々がターゲットとするサービス業は、その中でも、外食、医療・介護、小売・卸、金融機関等と、非常に多くの『技術習得』が必要とされる業界で、
教育対象となる従業員数も多く、店舗も各地に点在し、しかも、従業員の大半が非正規社員で人材の入れ替わりが激しいことがさらにマネジメントを困難にしています。
大手外食チェーンでの経験から生まれたClipLine(現ABILI Clip)
コンサルティング会社に14年勤務し、経営改革をトップマネジメントの黒子として実行してきた中でも、大手外食チェーンでの経験がClipLine(現ABILI Clip)を構築する原体験となりました。
当時、300店舗、全国4万人の従業員を、如何に、大阪本社から動かしていくのか。日々、社員の方々と頭を悩み、泥臭く実行しました。
サービスマネジメント = “従業員のサービス提供技術習得を促進すること”
サービスマネジメントとは何をマネジメントするのか?私は、その問いは突き詰めると、現場で働く従業員のサービス提供技術の習得を促進することだと考えています。
それが今、テクノロジーの進化により、サービスのマネジメントのあり方が劇的に変わろうとしています。
2017年5月に特許を取得した、「映像音声クリップを利用した自律的学習システム」という考え方によって、現場に眠るサービスの暗黙知を数十秒単位の
「クリップ」という形で形式知化・共有し、さらなるノウハウを生む出す、というサイクルを生み出すことができるようになりました。
サービス業の生産性向上や働き方改革に貢献する
これは、現場の従業員をロボットと見立ててマイクロマネジメントするのではなく、従業員の創意工夫を引き出し、一人一人をクリエイターとして扱うことでやる気を引き出し、顧客最前線で生まれる新しい「生のサービス」を活かしていこう、という逆転の発想です。
さらに、ITを活用することで、国内店舗のマネジメントどころか、従来難しいと言われていたサービスの国外への輸出の難易度を圧倒的に下げることができます。昨今クローズアップされることが多い、サービス業の生産性向上や働き方改革は、当社事業のど真ん中のテーマです。
今後も多くのクライアント、投資家、そして役員・従業員に支えられながら、課題解決に邁進してまいります。