グループホームや介護付有料老人ホーム運営の株式会社プラティアが「ClipLine」を7施設に導入

~企業理念である「ご入居者本位」の完全実現に向けて、あるべき姿を映像化し、接遇やサービス品質の向上・標準化及び離職低減で満足度向上を目指します~

 

株式会社プラティア(所在地:大阪府大阪市、代表:田中 徳彦、以下「プラティア」) において、「ClipLine(クリップライン)」の導入が決定したことをお知らせ致します。

ClipLine導入の決め手にもなったプラティアの目指す理想の姿、そしてClipLineにどんな課題解決を期待しているのか。株式会社プラティアの取締役 運営本部長 野田浩志様、グループホームプラティア平野 ホーム長 山村広貴様に展望を伺いました。

 

■取締役 運営本部長 野田浩志様

—プラティアが展開するグループホームはどのようなグループホームを目指していますか。
人はみな生活の中で、色んな夢や希望を抱いて生きています。しかし残念ながら、それらの全ての願いが叶うわけではありません。人生の先輩である高齢者の方は、生きて来られた時代背景も相まって、私たちよりもっと多くの、そんな経験や諦めをされてきたのだと思います。更に、老いによって今までは自分一人で出来ていたことが出来なくなる、一人で行けた場所に行けなくなってしまう。たとえそうなってしまっても、夢や希望を諦めなければいけない訳ではありません。何でもできるわけではないけれど、何もできないわけではありません。誰にでも訪れる“老い”であるからこそ、ブラティアは『高齢者が夢と希望をもち笑顔を絶やさない、そのような生活の場を提供すること』を目指します。

—目指している理想を実現するために大切なことは何ですか。
介護職は離職率が高いイメージがありますが、実は全産業の平均離職率とそれほど差はありません。多いのは同じ介護業界の中で入退職を繰り返しているケースです。“青い鳥症候群”のように、理想や自分の思いを追い求めて介護業界の中で転職を繰り返します。だからこそ、まずは介護職員が追い求める理想像をプラティアが目指す会社理念として明確に定義することが大切です。そしてそれを実現するための具体的な方法を定める事が、器(=理念)に中身を注ぐことだと考えています。介護職員の方が「自分はこうしたことをしたい」という理想像を、理念というプラティア自身の言葉で明確にし、その為に具体的に何をすることがプラティアの介護職員なのかということを定める事が、人生観の異なる職員の思いのベクトルが同じ方向に向くために必要な事です。それができてこそ人材が安定し、人材の安定がプラティアケアの質を向上するものとだと思います。その帰趨が、ご利用者様もスタッフも集まるプラティア(=みんなが集まる場所)なのだと考えます。その為の理念の浸透を、ClipLineでしっかり行いたいです。

—ClipLine導入のきっかけは何ですか。
介護は労働力集約型産業です。労働力が無いと良いサービスは提供できません。人手が無くなれば無くなるほど、最低限のサービス(飲食、排泄介助等)提供だけで終わってしまいます。理念を浸透させ人材を確保することも勿論ですが少ない人数で最大限のサービスが出来るノウハウが共有されることも重要だと考えていました。それをClipLineで実現しようと思ったことが導入のきっかけです。

 

■理念映像とは
「3つの柱」を元にストーリーを設計、具体的なシチュエーションを示す映像を制作しました。

1.ご入居者本位
-ご入居者様のリズムを大切にする
-ご入居者様の尊厳を大切にする
-生き生きとした生活で自立を促す
-夢や希望を絶やさない

2.チームケア
-互いの尊重
-ありがとうの気持ち

3.地域社会とともに
-地域と触れ合う機会を作る
-地域とともにご入居者様のケアを実施

 

■グループホームプラティア平野 ホーム長 山村広貴様

 

—今のグループホームでの運営課題はありますか
今まではグループホームのフロア毎にノートで申し送りをしていました。他のフロアの状況が分からないことも勿論ですが、言葉だとそれぞれ表現が違い、状況把握をしにくいことが課題でした。また、入社の際は先輩スタッフからの引き継ぎを受けながら断片的に技術をマスターしていく為習得に時間がかかったり、介護の方法も時代によって変化しているものの昔ながらの教え方をする人と学校で最新の介護技術を習ってきた人とでやり方が違うといったサービスのばらつきも生まれたりしていました。

—課題解決の為にClipLineに期待することはありますか
いつも同じフロアを担当するため、他の現場や他の人の介護の仕方を知らない人が多かったのですが、ClipLineで全てのフロアを網羅できるようになると、知識、技術の向上や統一化が図れるのではと期待しています。他のフロアのことを知らない、という状況は改善されていくと思っています。入居者情報を全員が把握できるようになると、他のフロアの応援など突発的な事態が起きても対応できるようになります。また、中国とフィリピンからの留学生も働いているのですが、動画でノウハウ共有や引継ぎがあるととてもコミュニケーションがスムーズになるので、そういった活用も進めていきたいです。スタッフの知識、技術の向上やミスコミュニケーションの減少による満足度の向上が、何よりもご利用者様の笑顔につながっていくと考えています。
更に、入社したばかりの方もClipLineで標準化された手法を体系的に学べ、理解度と技術習得のスピードが上がることや、仕事中の他のスタッフに引き継ぎ漏れることがなくなることにも期待を持っています。

 

プレスリリースはこちらからご覧いただけます。

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