
日本のサービス業は、慢性的な人手不足と業務の複雑化という二重の課題に直面しています。DXによって業務の効率化は進んでいるものの、現場では操作すべき機器が増え、多様なバックグラウンドを持つ人材がシフトワークに混在することで、スタッフの負担増加や業務品質のバラつきが深刻な問題となっています。
こうした環境では、日々のオペレーションの中で「迷い」や「困り感」が生まれやすくなります。当社が実施した「外食・小売業界の業務環境とAI導入への意識調査」では、45%のシフトワーカーが「業務で困ったときに相談相手がいない」と回答しました(※1)。
この現場の声に応えるべく、当社は「サービス業の現場にAIを」をスローガンに、2つのAIエージェントをリリースします。
ひとつは、パート・アルバイトを含むすべてのスタッフが、日々の業務で生じる「どうしたらいい?」という迷いに、チャット形式で気軽に相談できるAIエージェントです。
もうひとつは、店長やマネージャーの意思決定を支援するAIエージェントです。9月の時点では、売上や人件費などを可視化したグラフを自動で読み解き、「明日から何をすべきか」を示唆するAIレポート機能としてリリースし、今後は表示されたデータに対して直接質問できるチャット機能の実装を予定しています。
これらの機能を通じて、当社は現場における「判断の孤独」を支え、人の力を引き出す支援を続けてまいります。サービス業が持つ本来の価値を取り戻し、持続可能で生産性の高い業界づくりに貢献していきます。
(※1)外食・小売業界の業務環境とAI導入への意識調査 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000011390.html
■機能紹介
AIエージェント「ABILI Pal (アビリ パル)」(現場スタッフ向け)
動画型マネジメントシステム「ABILI Clip」内に登場するキャラクター型AIエージェント「ABILI Pal」は、現場スタッフの日常的な疑問に対し、テキストと動画で答えてくれる頼れるパートナーです。

AIエージェント「ABILI Buddy(アビリ バディ)」(店長・マネージャー向け)
「ABILI Buddy」は、売上や人件費などを可視化するダッシュボードのデータを自動で読み解き、店舗の現在の状況と、改善のヒントを提供するAIエージェントです。

機能の詳細、実証実験について、参加企業様の声などをプレスリリースでご覧いただけます。
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