
SOMPOケア株式会社が、ABILI Clipを活用し、インド人介護人材の遠隔教育を実施していることをお知らせします。当社は本ツールの提供を通じ、介護業界における新たな人材育成スキームの構築を支援しています。
■概要
日本の介護業界は深刻な人材不足に直面しており、多くの事業者が外国人材の受け入れを進めています。SOMPOケアでは2024年からインド政府系機関との協業を開始。インドで即戦力人材を育成し、特定技能試験の合格を経て日本の事業所へ配属する取り組みを行っています。
一般的に、外国人材の受け入れでは、母国の文化や働き方との違いから「想像していた仕事と違った」というミスマッチが生じ、早期離職につながるケースが少なくありません。このような状況を防ぐため、SOMPOケアでは渡航前の段階から質の高い教育を提供するという先進的な取り組みを開始しました。
■活用事例
特定技能制度を活用し「日本で介護士として長く活躍できる人材」を育成することを目的に、デジタルツールと対面研修を融合させた独自の教育プログラムを構築しました。
同社の教育スキームは「オンライン研修」「eラーニング(ABILI Clip)」「現地での実技研修」という三段構えで構成されています。オンライン研修では日本とインドを繋いだライブ感のある教育を、eラーニングでは本人のペースに合わせた反復学習を、そしてプログラムの最後には日本の専門トレーナーが現地に赴き、オンサイトでの実技研修を行うことで、深い理解と技術の定着を促しています。

▲デジタルと対面を融合させた教育スキーム

▲来日前に日本の文化や習慣などについて学んでおく

▲シーンごとの動作や声掛けの仕方などを具体的に学ぶ研修生
■ご担当者のコメント
SOMPOケア株式会社 ウェルビーイング事業部 海外事業室 シニアリーダー 本多 一成 様
インドでは「介護」という概念がまだ確立しておらず、家族が担うものという考え方が根強く残っています。仕事の進め方も、専門業務を分担するワークシェアリングが主流であり、清掃などを含む多様な業務を一人でこなす日本のマルチタスク型の働き方とは大きく異なります。こうした文化的背景の違いを埋めるためにも、動画による繰り返し学習は効果的だと感じています。
来日前から教育を受けているので、日本で働き始める時の準備が整っており、即戦力としてのパフォーマンスを発揮できます。来日後の入社時研修においても、講師の問いかけに「私がやります」と率先して手を挙げるなど、主体性と自信が感じられます。
今後は、外国人材が日本で長く活躍でき、リーダーや管理者を目指していけるような環境構築に注力したいと考えています。